不妊に良いとされるサプリメント成分について解説します。病気の原因や症状、対策方法まで、健康づくりに役立つさまざまな情報など。

気になる病気や症状がある場合は調べてみましょう。

【不妊に良いとされるサプリメント成分】

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不妊に良いとされるサプリメント成分が幾つかありますが、なぜその成分が効果的なのかをきちんと理解した上で使用する必要があります。ここではコエンザイムQ10、L-シトルリン、亜鉛、セレン、葉酸、マカなどが不妊に良いとされる理由をご紹介します。妊娠しやすい体作りの基礎知識として頭に入れておきましょう。

妊娠しやすい体づくりのためには、サプリメントを利用するのも一つの方法です。不妊に効果的とうたわれているサプリメントは数多く販売されていますが、それぞれの成分の効果や効能を知って、自分に合った成分が配合されているものを選びましょう。


《不妊に効果的とされる成分とその理由?》

コエンザイムQ10

マウスを使った実験によると、コエンザイムQ10は細胞質のミトコンドリアを活性化させることで、卵巣機能や精巣機能の働きを若返らせる効果があることが発表されています。また、血流を促進する作用があることからも、ホルモンの分泌を良くする効果が期待できます。

体内のコエンザイムQ10は年齢とともに減少してしまうため、不足した分をサプリメントなどで補うことが効果的です。

L-カルニチン

ダイエット効果があることで知られるL-カルニチンですが、最近では不妊にも効果的なサプリメントだということがわかってきました。L-カルニチンを摂取することで脂肪が多く燃焼されますが、その際にミトコンドリアも活発に動くのです。ミトコンドリアの働きが活発になることで、精巣や卵巣の機能が向上し、妊娠しやすい体づくりへとサポートしてくれます。

さらにL-カルニチンは男性の精子の運動率が向上させる働きがあるという研究結果も報告されています。女性はもちろん、男性不妊にも特におすすめされているサプリメントです。

L-シトルリン

L-シトルリンには血行を促進する作用があるとされています。そのため男性機能の低下や、女性の冷えや血行不良からのホルモンバランスの崩れに改善効果が期待されています。

亜鉛

必須ミネラルである亜鉛は、女性ホルモンの分泌促進や、男性ホルモンであるテストステロンの生成にも関わっています。亜鉛が不足してしまうと、月経不順や卵子の育成がうまくいかなくなったり、男性の精子の数や運動量が減退してしまったりという弊害が現れます。また、つわりを楽にする作用もあるとされ、妊娠した後も積極的に摂取したい栄養素です。

亜鉛は体内に吸収されにくい特徴があるため、摂取する際には工夫が必要です。ビタミンCなどと一緒に摂ることで吸収が高まります。

セレン

セレンとは過酸化脂質を分解する抗酸化酵素の主成分で、男性では体内中のセレンの半分が、精管に集中して存在しています。不足すると正常な精子の数が減ってしまい、受精の成功率の低下などを招いてしまうと言われています。亜鉛とともに健康な精子に深く関係していますが、現代人の食生活ではセレンは不足しがちです。そのため食事やサプリメントから積極的に摂取したい栄養素です。

葉酸

葉酸は水溶性のビタミンB群の一種です。妊娠中、特に妊娠初期の女性にとって大切とされている栄養素の一つですが、受精卵が子宮に着床後、何度も細胞分裂を繰り返して胎児に成長していく段階をサポートしてくれることから、妊娠を希望している女性にもおすすめしたい栄養素です。また、アメリカの研究チームにより、男性の葉酸摂取と不妊の予防の関係性も研究されています。

マカ

南米ペルーが原産地で、産地では男女ともに「強壮作用」があると言われ食経験の長い食材のひとつです。アミノ酸、ビタミン、ミネラルをバランスよく豊富に含むため「完全食」と言われるほどの食材です。ペルーで行われた男性56名を対象に行われたヒト試験(マカ1,5gまたは3gを1日1回、12週間摂取)を行ったところ、性欲が改善されたという報告があります。

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